日本でも Return to Office の流れがジワジワと進んでいるようで、在宅勤務ができる業種はそうするべきであると考えている私にとっては悪い流れだと思っています。どうして在宅勤務の方が良いと考えているかは以下のポストで意見表明をしています。
私は出社する必要がない職種は、社会の安定のために在宅を基本とするべきだと考えている派閥なので、会社のために出社日を設けるという方針自体、(特に大都市圏で)キャパシティオーバーな公共交通機関で伝染病を蔓延させる原因になるということを忘れたのか?という気持ちになります。
— ryugoo (@ryugoo_) 2024年12月13日
私の場合は家族が絶対に現場に行かないとできない仕事をしているということもあり、そういう人達が少しでも混雑していない電車やバスに乗れると良いなという気持ちがあるから、在宅対応できるのに不要な出社をすることに割とネガティブな考えを持っています。
— ryugoo (@ryugoo_) 2024年12月13日
この考えは非常にパーソナルなものですが、新型コロナで社会が混乱したときの医療機関の崩壊や、現場で働く方々の努力によって何とか維持されたシステムがあるというのを知っているから、また同じ状況になってほしくないなという気持ちです。
特に IT 企業では 2020 〜 2024 年は在宅勤務を推進したから、また何か社会にあっても在宅勤務に戻ってこられるだろうという考えがあるのかもしれませんが、私はその「また何かあっても」が起きてほしくないと考えています。
IT 企業が Return to Office する理由として、コミュニケーションやアイデアの質を上げたいというものがあります。これは正直なところ、ぐうの音も出ないぐらい分かります。やっぱり顔を見て、一緒の空間にいるからこそのコミュニケーションや理解、仕事が進む推進力があることに同意します。
一方で在宅勤務で落ちがちな情報の解像度というのは、例えば質の悪い Bluetooth ヘッドセットのせいで声が聞こえづらくなるとか、ネットワークの環境が不安定とか、そういうもので落ちているケースもあるように思います。
オフィスを整えて「さぁ出社だ、戻ってこい」とする前に、リモート HQ のような仕組みを使うなどして、在宅勤務する人の環境を良くする方に投資するところから始めるのもありではないでしょうか?(私はリモート HQ の回し者ではありません)
機器を揃えても空気は共有できないので、先に書いたように一緒の空間だからこそのメリットは得られませんが、カバーできる範囲もあるよねという気持ちです。個人的にはこういう領域を visionOS とか Android XR が進化してカバーしてくれるようになると嬉しいなと思っています。